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<閉会中審査>主役不在のゼロ回答 識者「まるで通過儀礼」

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【Yahooニュースより】



丁寧に、「ゼロ回答」--。日報隠蔽(いんぺい)問題を巡り、10日に開かれた国会の閉会中審査。稲田朋美元防衛相に代わって答弁席に立った小野寺五典防衛相は、特別防衛監察の結果をなぞった受け答えに終始し、再調査も拒んだ。「まるで通過儀礼」「政権の隠蔽体質が露呈した」。識者からは批判が相次いだ。【遠藤拓、大場弘行】

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 「稲田氏の記憶を答弁できるのか。総理の責任について答弁できるのか」。午後の参院外交防衛委員会。民進党の大野元裕氏はこうただし、稲田氏や安倍晋三首相の出席に応じなかった与党側を批判した。

 安倍首相から「火消し」を任されて、防衛相に再登板したばかりの小野寺氏。時折ペーパーに目を落としながらも、よどみなく質問に答え、野党側からヤジが飛んでも、いら立ちをのぞかせることはなく、丁寧な答弁姿勢を印象付けた。

 とはいえ、問題の焦点は、一連の経緯に稲田氏が関与していたか否かだ。政府側の答弁は、この点を解明していない特別防衛監察の結果をよりどころにしており、野党から詳細を尋ねられたり、再調査を求められたりしても、小野寺氏や防衛官僚は「監察結果に尽きる」などと述べるにとどめた。

 「真摯(しんし)に国会に向き合う姿勢がない」「当事者の出席なしには解明できない」。野党からは批判の声が上がる一方、与党からは再発防止や意識改革への決意など、今後の抱負に関する質問が目立つ。

 岩井奉信・日本大教授(政治学)は「主役の稲田氏が出席せず、政府側の答弁は特別防衛監察の結果を繰り返すだけ。自民党、安倍政権は内閣改造で幕引きを図りたかったのだろうが、隠蔽体質を改めて露呈したと言える」と非難。情報公開請求への対応については「役所や政権にその判断を担わせるのではなく、第三者機関に任せるべきだ」と求めた。

 政治ジャーナリストの宮崎信行氏は「日報は既に公開され、陸自も南スーダンから撤退している。確かに稲田氏は出席しなかったが、この段階でこれ以上追及するのは実質的に意味がないのでは」と指摘。これに対し、軍事アナリストで静岡県立大特任教授の小川和久氏は「与野党の水掛け論に終始し、まるで『通過儀礼』のようだった。野党は声が大きいが、新事実をつかんでの追及はできていない」と真相解明の遠さを嘆いた。

 「平和の実現には、日報のような記録を積み上げて『戦史』を編む必要がある」。小川氏はこう訴え、情報開示に消極的な防衛省側に疑問を呈した。








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